シャーロキアンのすすめ

 

みなさんこんばんは。

地上波では名探偵コナンの劇場版が放送されていますが、舞台はVRの19世紀ロンドン。

そう、シャーロックホームズの世界です。

 

コナンのファンはいてもホームズファン、すなわちシャーロキアンとは未だ出会ったことがないです。

僕は小学3年生の時に初めて読んで興奮しました。

 

そんなわけでそろそろ春休みの方などいると思いますので、少しでもシャーロックホームズに興味が湧いたら読んで欲しいと思いましてこのブログを書きました。

 

実はある理由でシャーロックホームズのシリーズは掲載順が時系列と完全に符合していないどころかめちゃくちゃなのです。

あと、メインストーリー的なものとそうでないものが多い。

 

多分ホームズがとっつきにくいのはこれらが大きな理由だと思います。

というわけで今日は時系列順にメインストーリーだけご紹介した後に、オススメの話をご紹介します。

 

緋色の研究

『はじめまして』ホームズはていねいにいって私の手を握ったが、その握りかたは言葉つきにもにず、いささか乱暴だと思われるほど強かった。

『あなたアフガニスタンへ行ってきましたね?』

 

記念すべき第1話にあたる本作は衝撃的な幕開けです。ワトスンはロンドンで賃貸を探しているところ、ちょうど同じく賃貸を探している人物を紹介されます。

しかし、話によるとその人物は変人とのことでワトスンは挨拶しに行きます。

初対面にも関わらず、ホームズは握手を交わしたのみでワトスンが退役軍医、それもアフガニスタンに行っていたことも見抜きます。

そんなホームズとの共同生活を送る中、奇妙なダイイングメッセージの依頼が来て、、?

 

最後の事件

 

『ワトスン、僕は公共の利益のためなら喜んで命を投げ出すよ』

って、もう最後の事件やないかーいwwwww

まあ、メインストーリーなのでそのあと最後の事件を読んでもらって構いません。

ちなみに最後の事件でホームズが死んだ、としたのはコナンドイルが本当はSF小説を書きたかったという理由からなのですが、そのころのロンドンは喪服を着る人や自殺をする人まで現れたそうです。本当かどうかは分かりませんがとんでもない衝撃だったのでしょう。

とにかく、この後コナンドイルはシャーロックシリーズの断筆を宣言します。

 

空き家の冒険

『ご紹介しましょう、この方が本件の真犯人です。』ホームズは現に殺人未遂を犯した犯人を指差してそう言った。

最後の事件からしばらくたち、ワトスンはある1つの銃殺事件に引かれます。不可能犯罪と思われるその犯行現場の近くへ好奇心で行ったワトスンはホームズならあっという間に事件を解くだろうに。と思いを馳せていると、たくさんの本を持った老人にぶつかってしまいます。丁寧に謝ったワトスンですが老人の機嫌をひどく損ねてしまい、そのまま帰ってしまいます。

しかし、ワトスンが帰るとその老人が訪ねてきて、、、??

シャーロックホームズの復活作(ネタバレ)w

 

最後の挨拶

『東の風が吹くね、、ワトスン??』

『そんな馬鹿な。今日は暖かいじゃないか。』

『ふふ、時代が移ろいでも、相変わらず君は変わらないな。東の風は必ず吹くよ。それも今までイギリスに吹いたことのない冷たい厳しい東の風がね。』

作品内時系列でいうと、正真正銘の最後の作品です。舞台は20世紀に突入し、第1次世界大戦が起こるところです。上の引用は事件の解決後、もう落ち着いて2人で話すことも無いだろう、と2人で話しているところです。

ホームズが開戦を示唆しているところにワトスンがその暗喩に気づかず、ホームズにからかわれる最後のシーンなのですが、僕はこのシーンがめちゃくちゃ好きです。

原作に忠実に訳すと、君はいつまでも定点だね、みたいなことを言っていた気がします。

他の作品を通しても、ワトスンは一般人、常識人役なわけですが、ホームズはそれをとてもありがたがっているというか、友人として大好きなわけです。それを感じられるシーンを最後にもちゃんと持ってくるあたり、ドイルも分かってますねwww

というわで、これでシリーズは終わりです。たった4作品見ればシャーロックホームズは終わりです。良かったら読んでみてください。

 

オススメのお話

  • 踊る人形

ホームズ作品の中でも典型的な暗号解読の話。ちなみに、作品の中で出てくる暗号はすでにファンの間では解読されていることでも有名。

 

  • ソア橋

トリックが面白いです。騙されたい方は是非。

めちゃくちゃ有名なトリックですがドイルが初めてと言われています。なんのトリックだか、ホームズより先に分かりますか?

 

  • ブルースパーティントン設計図

政府高官であるホームズのお兄さんが出てくる話。ホームズ自身、自分よりも兄の方が探偵として向いていると発言するほど有能な兄。そんな兄からの依頼とは?

 

  • 緑柱石の宝冠

僕がホームズ作品の中で結構気に入っている部類で元祖僕のブログタイトルでもあります。

不可能なものを消していって、そこに残ったもの、それがどんなに信じられないものだとしても、それが真実なんだよ。

コナンが言うことでも知られていて、よく名言集とかにまとまってますが、

あれホームズのパクリだから!!!wwwwww

 

すげぇこれが言いたかった。今日。

以上です。もし読んだ人がいれば感想など語り合いましょう。