僕は次世代のチャーリー・パーカーを作りたかった
こんばんは、馬場です。
みなさんは、天才と感じる人が周りにいますか?
僕は男女ともに生涯で1人ずついます。片方は紛れも無い天才と言えます。
今日はそんなお話。
※今回は映画『セッション』のネタバレを多分に含みます。まだご覧の方は【Amazonプライム・ビデオ】でご覧になれますので是非ご覧になってから、読んでいただけると嬉しいです。
※ネタバレさえ嫌われなければご覧になっていなくとも読み進められます。
本作のあらすじ
アンドリュー・ニーマンは19歳のジャズ・ドラマーである。若くして才能に恵まれるニーマンは、バディ・リッチのような「偉大な」ドラマーになることに憧れ、アメリカで最高の音楽学校、シェイファー音楽学校へと進学していた。壮大ながらも獏とした夢を抱え、日々孤独に練習に打ち込んでいる。そんなある日、シェイファー音楽学校の中でも最高の指揮者として名高いテレンス・フレッチャーが彼の学ぶ初等教室へやってくる。ニーマンの卓越した演奏はフレッチャーの目を引き、彼はシェイファーの最高峰であるフレッチャーのスタジオ・バンドに招かれる事になった・・・
(作品のWikipediaページより)
天才は潰える
もっともフレッチャーはドのつく鬼教官だったのだ。
恫喝・暴行は当たり前。
生徒をうつ病に追い込み自殺させたこともあった。
それでもフレッチャーが学校から追放されなかったのはフレッチャーのバンドが常に一流だったからだ。それはフレッチャーの功績に他ならなかった。
しかし、ニーマンもフレッチャーの犠牲の例外ではなかった。
彼はある日フレッチャーの要求に応えるため、無理をし交通事故に巻き込まれてしまう。
そして、ニーマンはドラムをやめ、退学処分を受ける。
数週間が経ち、ニーマンとフレッチャーは偶然再会し束の間語り合う。そこでフレッチャーはなぜそこまで自分が厳しく指導したのか語った。
『偉大な音楽家を生み出したかった。チャーリー・パーカーのような本物の天才を。でも私は失敗した。』
これを見たときの僕の気持ちだが、
わかる〜!!!!!
だった。僕も天才を生み出したかった。
天才は育てられなかった
天才とはなんだろう?天才の定義とは?
・書物をパラパラとめくるだけですべて暗記するような異能の持ち主
・ずば抜けた知能指数の持ち主
・世の中に圧倒的イノベーションを起こす自らのイマジネーションを具現化できる才能の持ち主
etc....
さて、僕の場合の天才の定義は天才を生み出したかった分野で定義したい。
僕は昔塾講師をしていた。 この分野で天才を生み出したかった。昔書いたことがあるが、僕は普通の科目の受験指導をしていたわけではない。
小学6年生に小論文、資料分析といった21世紀的思考を身につけさせ、倍率7-10倍の試験を突破させることが僕の仕事だった。
回りくどくなってしまった。僕の生み出したかった天才とは、
『どんな問題が出題されようと、時間内に完璧に対処し100点満点の解答を出せる生徒』
・・・いや、もっと答えはシンプルだ。
『僕の予想を常に超える生徒』
これを生み出したかった。でもそんな者は生み出せなかった。
何をもって予想を超えたというか。難しい問題じゃない。
僕の予想外の質問とか僕の予想もしない圧倒的な成績を残すだとかそんなものを期待していた。その程度で良かった。
だが実際2年間指導していてそんなことはただの一度も無かった。
予感すらなかった。ただの一度も。
僕は改めて痛感した。僕に教師としての才能は無いのだと。
僕は無能だった。
僕もフレッチャーと同じだった。
最後に
天才は作れないのだろうか?
僕は可能だと思う。
次世代のチャーリー・パーカーは必ず作れる。
オチがつかなくなってしまった。
天才ってカッコいいよな。
以上
やってTRYというtv番組をしっていますか?
こんにちは。馬場です。
みなさんは、生姜焼き作れますか?僕は作れませんよ。
僕と恋愛トークしてると2.3番目くらいに『絶対料理ができる人がいい』と聞いたことがあるかもしれません。
そこで、今日はそのキッカケともなった面白いtv番組をご紹介しようと思います。
それがtbs系列噂の東京マガジンの1コーナー
『平成の常識 やってTRY』
です。ざっくりどんなコーナーかというと、
毎週ある料理のテーマ(生姜焼きとか。)が決められ、何人かの通行人にいきなりその場で料理させて作れるか見てよう!
というコーナーです。
このコーナーのミソはいくつかあります。
①20代前後のイケイケのねーちゃんが作る。
まず、出てくるのは100%、20代前後の女子大生です。いやー、眩しいですねー。
多分意図的になんでしょうけど、料理ができないお姉さんたちが持ち前の機転で料理を失敗へ導く、というのが面白いのです。
なぜ失敗するかというと、番組は前もって色々な食材を用意しておくからです。例えばサバの味噌煮なら、さんまやアジも一緒に並べます。いやらしいですね〜。
で、女子大生たちはさんまをカメラに向けながら、『これが鯖です!私、昔タイで食べたことあるんです!』
とか言うわけです。正気かお前。
※ちなみに失敗した料理を友人を呼んで食わせるのですがただの罰ゲームです。
②成功すると放送されない
この番組、もちろん間違えが売りなので、うっかり成功しようものなら大抵の場合1秒しか移れません。
どこかというと、tv番組としてはもちろん10人くらいに取材をし面白かった3.4人を紹介するのですが、コーナーの切り替わりのタイミングで取材した何人中何人できました!と表示されるところに顔写真が載るだけです。なんて悲しいんだ。料理ができると損をする時代。
※たまに、トークが面白いか、あまりにも多くの人が成功すると映れます。
③最後にはもちろん答えあわせ
女子大生の公開処刑が終了すると、スタジオにカメラが戻され、プロの料理人が実際に作ってくれます。これで、ようやく料理番組としてのオチがつくわけですね。
では、以下面白かった回をあげておくので、良かったら見てみてください。
ちなみに、毎週日曜たしか13:00〜やってます。
春巻き回
シンプルに下手。ただ、やってTRYは揚げ物や焼き物回は大抵女子大生が覚醒するので面白い。
突如乱入してくる外国人に気を取られ揚げ物が焦げてしまうところが面白い。そもそもライスペーパーで包んで揚げるってどんな発想したらそうなるんだ。大丈夫かあんた。
ボンゴレ回
約束された神回。
もちろんアサリを選ぶところから誰一人としてできないのは当たり前である。
"本場イタリアでボンゴレを食ってきた"と豪語する女性がドヤ顔で適当に茹でた貝だけを出してきたのは最高だった。なぜやってTRYの女はああも強気なのか。最大の疑問である。
さらには、ボンゴレのボンはボンカレーのボンだと言い張る人も出てくるが、そもそもどれだけボンカレーワールドワイドなんですか笑
ていうかボンカレー置いといたスタッフ女子大生の思考回路読み切り過ぎてて怖い。
なおその他のパスタシリーズはあまりにも成功確率が高いので正直ハズレ回です。
親子丼回
やってTRYが我々に教えてくれることは女子大生は卵と火と鍋は扱えないということです。
正直この親子丼回はママの登場、彼氏の参戦といった例外を楽しめる人向けのコア回です。
以上
ワールドカップ
w杯予想
グループリーグ
a
1.ウルグアイ
2.エジプト
堅実にこうなるんじゃないか?
b
1.スペイン
2.ポルトガル
無敵艦隊。監督が飛ばされたがグループリーグは難なく突破してきそう。
c
1.フランス
2.デンマーク
優勝候補フランス。正直2位はどれかわからん。フランス一位抜けは揺るぎないでしょう。
d
1.アルゼンチン
2.クロアチア
メッシ頼む。サンパオリのおっさんは予選中全く頼りなかったが、『あとはメッシがなんとかしてくれる』の精神で行け。ちなみに、2位通過した場合フランスと戦う可能性があるためちゃんと一位で抜けてくれ。(なおフランスの二位抜けは考慮しないものとする。)
e
1.ブラジル
2.スイス
逆にこれ以外考えられます?
f
1.ドイツ
2.スウェーデン
スウェーデンの枠はワンチャン、メキシコになる可能性も。
g
1.ベルギー
2.イングランド
今大会は確か全メンバー国内組のイングランド。まあ、いうてベルギーのが強い。
h
1.コロンビア
2.ポーランド
順当にこのグループはこうなるでしょ。
決勝トナメ以降はあとで。
【追記】
ベスト4
フランスvs.ブラジル
アルゼンチンvs.ドイツ
フランスvs.ブラジルどっち勝つか正直分からんのでグループリーグまで見させてください
とりま優勝はアルゼンチンで。
コナンと学ぶ刑事訴訟法
どうもこんばんは。
今日は『名探偵コナン ゼロの執行人』の感想を書いていきたいと思います。
とりあえずネタバレ無しで書いていきます。
コナンくんと学ぶ刑事訴訟法
今回のコナンくんですが、内容がめちゃんこアダルティ
です。
今安室さんのエロいシーンを想像したあなた!
ブー、全然違います。
今年のコナン、話の内容が専門知識(主に法律とIot)がないとまったく理解できない仕様になっており、隣で一緒にみていた友人はチンプンカンプンだったようです。
これから見に行くという方、是非以下の単語の意味がわからない場合、調べてから行くことをオススメします。(事件のトリック等を楽しむためのものですので、あくまでも参考程度に)
・Iot(インターネット・オブ・シングス)
・公判前整理手続
・起訴
・公安の仕組み
では、以下、ネタバレ全開で語ります。
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俺たちの安室さんは?
さて、ネタバレ全開で行きます。
まずopですが、監督交代ということもあり、取り直されていましたね。
なんかテンポが悪くて微妙、って感じです。
劇場版テーマも正直微妙。イントロを長くする風潮からそろそろ脱却してくれ。
そして相変わらず舞台は埋め立て地。
そろそろ日本の沿岸部なくなるぞ。
しかもあんま使われねーし!w
事件の内容はIotテロ。Iotがなんだかわからないとチンプンカンプンだが、知ってればトリックもクソもない内容である。
テロの犯人もおおよそ簡単で、まあ、いつも通りのコナンという感じ。
あまり劇場版にミステリーは求めてないのでokだが、急にIotとかいうな。意識高い系が騒ぎ出すだろ!!!
あと刑訴法の専門用語出すなぁ!お前ら一般人が公判前整理手続!とか言われても分かるわけないだろ!もっとちゃんと説明しろ!
そして問題のアクションである。
僕は劇場版コナンにもはやお笑いとも言えるレベルのアクションを求めている。
要は"火薬の量"で勝負して欲しいのである。
今作は特に安室さんが出ているとあって、バリバリの破天荒アクションを期待していた。
が!!!ダメっ!!
安室さんの出番そんな多くなくない?なあ?アクションこそ見せ場やんな?
零くんなにしとん?なあ?
もうちょっとこう、、あるよな?
消化不良である。-114514点。
安室ファンはあれで良かったのだろうか?すごくきになる。
最終評価:B-(69点)※プレミアボックスシート補正込
次回作の展望
次回はキッド。もうこの映画がつまんなければこの監督の限りは劇場に足を運ぶことはないと思われる。
『また、空飛ぶ船の上でお会いしましょう!』
山口勝平も忙しくなりそうだ。ロストシップは要復習か?
おまけ
友達とTOHOシネマズでプレミアボックスシートで見たが大変良かった。
コナンのような大外れしない映画を見るときは利用してもいいかもしれない。
以上
先輩相手にクソみたいな送別会をやらかした
3月は多くの学生にとって、別れの季節である。
とりわけ最終学年の人間にとっては新しい場所への旅立ちとなる。
社会人も例外ではない。理由は様々あれど、職場での別れはある。
今日はそんな季節に追われた僕の話。
バイト先での送別会
前にも書いたように、僕はちょうど1年前まで塾でアルバイトをしていた。塾というのはどこも大体同じであろうが、大学1〜4年で99.9%が構成される。
僕たちの塾では、3月になると卒業する4年生への送別会を内々でやることが慣例であった。
仕切りをするのはその年の2年目である。去年でいうと僕の代だった。
送別会と聞いてあなたは何を想像するだろうか。打ち上げと何か変わるのだろうか。と思うかもしれない。
大間違いである。
場所、時間、日程調整、出し物の班分け、会計、OBOGへの声がけ等々やらなくてはいけないことはたくさんある。
中でも卒業する先輩への手紙の準備、会場の選定、出し物の班分けの3つが地獄のように辛かった。
そんなに?と思うかもしれないが、先輩は何人も多かったし、会場は出し物ができるある程度のスペースが無いと死ぬし、出し物の班分けはただただ面倒くさい。
お前が幹事だよな?というプレッシャー
卒業する先輩とは同じ学年のクラスの違う科目を持っていて、確かに僕が1番関わりがあった。(同期の他のみんなは違う部署にいると思っていただきたい。)
しかし、そのせいで僕はあらゆる先輩から今年はお前が幹事だよな?という謎のプレッシャーを受けていました。
お世話になった先輩への感謝もありましたし、僕の負けず嫌いの性格ゆえ、
去年より良かったと言わせてやろう
という気持ちでした。やる気満々マン。
しかし、そのやる気は結局僕の首を締めることになります。
信用できない後輩
出し物の班分けは僕の頭を最大限に賑わせた。
僕の後輩に対する心象はハッキリ言って最悪で、『あいつらにやらせたらなにをしでかすか分からん。』 とまで思っていた。
通例だと、入社年次でわけるので僕の頭の中では【だめだ。入社年次で分けるわけにはいかん】となっていた。
ハッキリ言ってこれはいくらでも打開できた。僕が逐一誰かと連絡を取り合うなど、打開案はいくらでも思いつく。完全に僕の失態だ。
そのままズルズル問題を先延ばしにした結果、1週間前まで何も決まっていないぐらいの勢いだった。
去年を超えられないどころか。。。
会の内容はさておき、この送別会を振り返るには僕が食らったクレームをあげていけば十分である。
幹事である僕のところにはありとあらゆるクレームが実は来ていた。
この際だから公開しておこう。
クレームその1.『店が高い。』
すまーーーーーん!wwwwww知らねーよw悪かったな!www
といった感じだ。まあ、確かに割高だったけど、僕は同期に1ヶ月以上前に『いい店探しといてよ!出し物あるからスペースあるとこね!』とアナウンスした。
(その場では平謝りである。なにせ先輩からのクレームである。)
クレームその2.『後輩から手紙を貰いたかった』
通例卒業する先輩に手紙を送りその場で音読、号泣が、慣習としてうちの校舎に存在していた。
しかし、モチロン誰が誰に手紙を書くのかは1週間前、あるいは前日レベルで決定していた。
当時のLINEを振り返ると、
『誰々先輩いない!?じゃあ、○○でいっか!』
ほんとに感謝する気あるのか僕たちw
そしてその最中、僕はミスと思しきものを犯す。
その先輩と中学時代の同級生が一個下にいた(要は一浪)のだが、あろうことかその人に僕は手紙を依頼した。理由は前日に教室にいたから。
この理由でどれだけ僕が切羽詰まっていたのか察してほしい。
そして後々食らったクレームが表題である。
またしても僕は平謝りした。
クレームその3.『ゲストの先輩に金出させんじゃねぇ!』
もっともーwwwwwwww
ど正論オブど正論。(ちなみにこの正論は2017ど正論オブザイヤーを受賞した。)
みなさんも、ゲストの先輩に金を出させるなんてマネは死んでもやらないように。
他にも、スペシャルゲストのネタバレをするな(これは書いても分かりにくいので気になる人は僕に直接聞いてください)等愉快なクレームをくらいました。
すべて、この私の責任です。(陵南高校の田岡監督かよ。)この場を借りてもう一度お詫び申し上げます。
教訓
さて、教訓がいくつかあるので、今後追いコン等をする人に向けていくつか教訓を書いて終わります。
・幹事をやる人!キチンと周りを頼ろう。カッコつけて不快な思いをさせるより百倍マシ。今回だったら、一個上の先輩に頼ろう!失敗を事前に共有して防ごう!
・時間は2倍のバッファを見込みましょう。100%押します。
・人数把握は早めにやろうな!先に金を出させてキャンセルできないような状況にする!
・なにかをドッキリを仕掛ける時はキッチリね!誘導が効かないとスベり倒すぞ!
というわけで幹事とかいうクソゲーは2度とプレイしないとあの日を境に堅く心に誓いました。
以上
僕と塾講師
僕と塾講師
僕にとってこの時期は【受験シーズン】だ。受ける側も受けさせる側も経験した。
僕は去年中学受験生の国語を担当していたのだが、私立中学の入試クラスと、公立中学入試クラスの両方を教えていた。(あまり馴染みがないかもしれませんが、今は国公立の中高一貫校があって受験をするのです。)
どちらも簡単ではない。特に後者の公立中高一貫はここ数年で始まった新しい試みで、学費の安さ等が相まって倍率は10倍近いものになる。
システムや科目などもかなり違う(ここでは割愛するが、例えば公立中高一貫は一発勝負で滑り止めが受けられないのだ。)ので、必然的に僕の手は結構回らないでいた。
僕はどちらかというと公立中の方に力を入れていた。
なぜなら、私立中学の方は国語の先生が俺を含めて2人いたし、経験豊富な先輩方がいっぱいいたからだ。
しかもその先輩は全員4年目で、生徒を送ると同時に自分らも卒業という人たちだった。
僕は私立中学の指導をする中で
『あれ?これおかしくないか?』
と思うことはあってもあえて口出しはしなかった。なぜなら、先輩がやりたいようにやるのが正しいことだと思ったから。きっと、何か意図があるんだろう。だからひたすらサポートに徹した。
小テストが何枚かあれば、すべてやると授業の半分であるおよそ45分かかるものであっても、僕の授業時間を割いて行った。
どういう結果に終われど、その責任と成果は先輩が負うべきだと、そう判断した。
言い訳はいくらでもあった。
先輩方は4.5年生の時から彼らを指導していて信頼は厚い。およそ、ぽっと出の僕が生徒に何か言っただけで混乱させてしまうのではないか、という不安があった。
うまく信頼関係を構築することもできなかった。
答え合わせ
そしてこの時期が来る。ちょうど一年前だ。
この時期は【答え合わせ】のような期間だ。
今まで自分がやってきたことが正しかったかどうか。塾講師として試される。
今でも覚えている。無事、受かって喜んでいる横の教室では、僕らが指導した子と保護者が目の前で泣き崩れていた姿を覚えている。
『滑り止めも落ちちゃった』
『あんなに頑張ったのに』
今でも覚えている。僕らに生徒を託した上司や先輩たちの呆れた目を覚えている。
『あいつが○○中学??ありえないでしょ』
『今年の校舎は弱気だねぇ』
なんだこれ?
少し悩んだ。考えた。
しかし、もうどうでもよくなっていた。
僕は逃げの選択肢をとった。
『なんの権力もない俺はどうすれば良かったんですか?』
塾講師、やらないと
この話はもう少し続く。
中学受験の失敗を報告しにきた親子に
『まあ、公立中高一貫は難しいですから。この経験を活かして高校受験でリベンジしましょう!(受かるかは知らんけど。)こちらが資料で...』
嘘だと思うでしょ?
僕はいったんだ。今でも保護者のあの批難に満ちた目を忘れられない。
およそその目は『あなたは人間じゃない』と言いたげだった。
『確かに。そうだよ、俺は塾講師だ。』
塾講師は人間にはできない。
塾講師は神でなければならないと思う。
なぜなら、塾講師は教育者ではないから。
塾講師はビジネスマンなんだと思う。
だから、生徒の利益が会社の利益と衝突するような時は、生徒の利益よりも会社の利益を追求しなければならない。
それが塾講師の仕事、使命だから。というか、社員にもそうしろと言われましたからね。
悲しいけど、これが現実だと悟った。納得してしまった。
大人のエゴの犠牲になっていく生徒を見てはいられなかった。
僕は時たま思う。
『生徒の不合格は教師のエゴから生まれたものであっていいのだろうか?』
僕はいいわけないと思う。
それは『うちの子を合格させてください。』
ってお金を払ってくれた保護者の謀反に他ならない。
だから僕はこの矛盾に満ちた環境を脱したいと思った。
今でも振り返る。
あの選択は正しかったのか。
僕は正しかったと思う。
なぜなら、俺のせいで不幸になる生徒はもう生まれないのだから。
シャーロキアンのすすめ
みなさんこんばんは。
地上波では名探偵コナンの劇場版が放送されていますが、舞台はVRの19世紀ロンドン。
そう、シャーロックホームズの世界です。
コナンのファンはいてもホームズファン、すなわちシャーロキアンとは未だ出会ったことがないです。
僕は小学3年生の時に初めて読んで興奮しました。
そんなわけでそろそろ春休みの方などいると思いますので、少しでもシャーロックホームズに興味が湧いたら読んで欲しいと思いましてこのブログを書きました。
実はある理由でシャーロックホームズのシリーズは掲載順が時系列と完全に符合していないどころかめちゃくちゃなのです。
あと、メインストーリー的なものとそうでないものが多い。
多分ホームズがとっつきにくいのはこれらが大きな理由だと思います。
というわけで今日は時系列順にメインストーリーだけご紹介した後に、オススメの話をご紹介します。
緋色の研究
『はじめまして』ホームズはていねいにいって私の手を握ったが、その握りかたは言葉つきにもにず、いささか乱暴だと思われるほど強かった。
『あなたアフガニスタンへ行ってきましたね?』
記念すべき第1話にあたる本作は衝撃的な幕開けです。ワトスンはロンドンで賃貸を探しているところ、ちょうど同じく賃貸を探している人物を紹介されます。
しかし、話によるとその人物は変人とのことでワトスンは挨拶しに行きます。
初対面にも関わらず、ホームズは握手を交わしたのみでワトスンが退役軍医、それもアフガニスタンに行っていたことも見抜きます。
そんなホームズとの共同生活を送る中、奇妙なダイイングメッセージの依頼が来て、、?
最後の事件
『ワトスン、僕は公共の利益のためなら喜んで命を投げ出すよ』
って、もう最後の事件やないかーいwwwww
まあ、メインストーリーなのでそのあと最後の事件を読んでもらって構いません。
ちなみに最後の事件でホームズが死んだ、としたのはコナンドイルが本当はSF小説を書きたかったという理由からなのですが、そのころのロンドンは喪服を着る人や自殺をする人まで現れたそうです。本当かどうかは分かりませんがとんでもない衝撃だったのでしょう。
とにかく、この後コナンドイルはシャーロックシリーズの断筆を宣言します。
空き家の冒険
『ご紹介しましょう、この方が本件の真犯人です。』ホームズは現に殺人未遂を犯した犯人を指差してそう言った。
最後の事件からしばらくたち、ワトスンはある1つの銃殺事件に引かれます。不可能犯罪と思われるその犯行現場の近くへ好奇心で行ったワトスンはホームズならあっという間に事件を解くだろうに。と思いを馳せていると、たくさんの本を持った老人にぶつかってしまいます。丁寧に謝ったワトスンですが老人の機嫌をひどく損ねてしまい、そのまま帰ってしまいます。
しかし、ワトスンが帰るとその老人が訪ねてきて、、、??
シャーロックホームズの復活作(ネタバレ)w
最後の挨拶
『東の風が吹くね、、ワトスン??』
『そんな馬鹿な。今日は暖かいじゃないか。』
『ふふ、時代が移ろいでも、相変わらず君は変わらないな。東の風は必ず吹くよ。それも今までイギリスに吹いたことのない冷たい厳しい東の風がね。』
作品内時系列でいうと、正真正銘の最後の作品です。舞台は20世紀に突入し、第1次世界大戦が起こるところです。上の引用は事件の解決後、もう落ち着いて2人で話すことも無いだろう、と2人で話しているところです。
ホームズが開戦を示唆しているところにワトスンがその暗喩に気づかず、ホームズにからかわれる最後のシーンなのですが、僕はこのシーンがめちゃくちゃ好きです。
原作に忠実に訳すと、君はいつまでも定点だね、みたいなことを言っていた気がします。
他の作品を通しても、ワトスンは一般人、常識人役なわけですが、ホームズはそれをとてもありがたがっているというか、友人として大好きなわけです。それを感じられるシーンを最後にもちゃんと持ってくるあたり、ドイルも分かってますねwww
というわで、これでシリーズは終わりです。たった4作品見ればシャーロックホームズは終わりです。良かったら読んでみてください。
オススメのお話
- 踊る人形
ホームズ作品の中でも典型的な暗号解読の話。ちなみに、作品の中で出てくる暗号はすでにファンの間では解読されていることでも有名。
- ソア橋
トリックが面白いです。騙されたい方は是非。
めちゃくちゃ有名なトリックですがドイルが初めてと言われています。なんのトリックだか、ホームズより先に分かりますか?
- ブルースパーティントン設計図
政府高官であるホームズのお兄さんが出てくる話。ホームズ自身、自分よりも兄の方が探偵として向いていると発言するほど有能な兄。そんな兄からの依頼とは?
- 緑柱石の宝冠
僕がホームズ作品の中で結構気に入っている部類で元祖僕のブログタイトルでもあります。
不可能なものを消していって、そこに残ったもの、それがどんなに信じられないものだとしても、それが真実なんだよ。
コナンが言うことでも知られていて、よく名言集とかにまとまってますが、
あれホームズのパクリだから!!!wwwwww
すげぇこれが言いたかった。今日。
以上です。もし読んだ人がいれば感想など語り合いましょう。