仕事でのコミュニケーションってお互い大事。
仕事ができないjkの話をしよう
僕の生徒である彼女は碁を知らないほどのモノを知らない。
最近の女子高生としては普通だ。驚くかもしれないが、この「知らない」はルールを知らないとかではない。存在自体を知らない。
碁の挿絵つきの英文の「Go」という固有名詞に、【行く】とルビを振っていたのは一生忘れないだろう。
そんなわけで今日は僕と彼女のやり取りを振り返りながら仕事ができない多くの学生について諸々言いたいことがある。
①スケジュール管理がダメすぎる
まずは下のやり取りを見て欲しい。これは彼女が急な用事で家庭教師の予定を変更する際にしたやり取りだ。どの返事がダメなのか考えながら読んでほしい。
生徒『ごめん、今日急用ができて予定変更したい。』
僕『なるほど、来週のうち都合の良い日とかある?』
生徒『いつでもいいよ!』
僕『じゃあ、この日かこの日、この日の時間はどうかな?』
生徒『その時間は無理!この時間ならいける!』
僕『なるほど、わかった。また、都合ついたら連絡する』
ズバリ言おう。一言目の発言自体が問題だ。この一言目を工夫するだけでこの6手かかった会話(しかも解決してない)は2手で終わる可能性を秘める。
生徒『ごめん!今日急用で予定変更したい!この日とこの日ならこの時間!この日だとこの時間なら空いてるよ!先生はどう?』
僕『なるほどこの日のこの時間ならいけそうだ。この日にしよう。』
これで終わりだ。
最初の発信を工夫するだけでお互い予定を瞬時にフィックスできる。僕としては家庭教師の予定などという考え事は1秒でも早く頭から放り出したいし、そんなものはiPhoneが勝手に覚えてくれて、その日になったらリマインドしてくれればいい。
みなさんはどうだろう。キチンと相手のことを思いやって発信しているだろうか。
教え始めの頃はよく
『○○○ってなに?』と経済用語とか日本史の用語の説明をさせられる。
言っておくが塾講師でこんなことにいちいち答える奴はド三流だ。
そんなものはggれ!ggれば解決である。
今の時代小学生ですらスマホをもっている。昔とは違い、インターネットに誰でもアクセスできる時代なのである。
そんな自分で調べられそうなことのために家庭教師にわざわざ聞くのは金の無駄というやつである。
また、そんな検索エンジンのような働きしかできない講師など詐欺師に等しい。
しかし最近彼女は成長してきた。
生徒『○○○って言葉の意味はわかるけどここの仕組みはよくわからないから説明してほしい』
これが正しい姿だ。
そして深い理解をしたものはキチンと身になるだろう。
③終わった後に質問する
1番イラつくやつ。
生徒『ここがどうやっていいか分かんなかった!』
僕『今言うな!なぜ質問しないんだ!?ggれば分かることを聞かないでそういうことを質問してくれ!』
ゼミの奴にもいたが、締め切り1日前になって『あれどうだっけ?』って聞くの勘弁してくれ。それぐらい最初に聞いておけよ。仕事する気あんのか。
一体なぜこうなるのか
まず1つ目としては相手のことを全く考えていないということがある。ついついそのように考えがちだが、相手と自分が同じ環境にいることは100%ありえない。①のように相手の時間をむやみに取るのはやめよう。
2つ目としてはこれはなんとも難しいが現在の教育制度に問題がある。
例えば夏休みの宿題などのシステムがそうだ。あのようなシステムを取ると、直前に仕上げれば良くなってしまうし、極端な話、夏休み毎日コツコツ積み上げた人間と8/31に全て鬼の形相で仕上げたやつと評価は変わらない。そのクセ、学校ではコツコツやるのを推奨する。
こんなシステムではコツコツやる人材が育つワケがない。
おわりに
繰り返しになるが僕は生徒の悪口を言いたいワケではない。今では彼女はこういったことは言われずともできる。そのおかげで成績も上がってきたし、恐らくそこらへんの大学生より使える人材になりつつある。
これを読んでいる読者もなにか宿題や課題などが出た場合は50%でも80%でもいいから中途半端なモノを何度も送って反応を見ろ!質問しろ!
ということを唐突に言いたくなった。
あー。早くゼミの同期(4名)から仕事の進捗こないかなー。なんの連絡も無いけど、大丈夫かなー。なんか、困ってることとかないといいけどなー。